家庭で簡単な実験や観察をしよう

小学校の理科の成績をあげるには、まず「理科を好きになること」が一番近道です。
当たり前ではないかと思われるかもしれませんね。
でも、算数や国語と違って、理科や社会の成績をあげるにはその教科ごとの特徴をつかむことが何より大切です。
理科の場合は、まず、暗記項目の部分は徹底的にやらせることです。これは社会でも算数でも一緒なのですが、基本的に暗記が必要なパートは取りこぼしがないように、反復して練習させ、覚えさせるしかありません。

しかし、理科では、暗記したからといってなかなかそれ以上の好成績を望むことはできません。
最近は理科でも、単に暗記しただけでは対応できないような問題が増えています。
理科の特徴は実験や観察です。この実験や観察を通して、理解をし、結論に至るまでの過程を飲み込んでいないと、問題に答えられない事があります。

これは教科書や参考書をいくら読んでもなかなか身に付くものではありません。
実験や観察において実際に本人が体験し、体験した中で暗記した項目や公式といったものと頭の中でつながり、そしてその経過を自分で体系的に体得した上でないと、こうした判断能力を求められる問題には答えられなくなってしまいます。

ですから、高学年になる前にできれば時間のあるうちに、なるたけたくさんの理科の実験教室を体験させてあげましょう。
実験はなにもこうした教室だけでなく、家庭でも簡単にできます。お風呂の中でペットボトルを利用して浮力について実験をしてみたり、ソーラーカーの組み立てや時計の分解などもできます。家庭学習と言うと、どうしても教科書とノートを使って、と思いがちですが、こうした体験も立派な家庭学習です。
観察も、長期の休みなどを利用して、家庭学習と位置づけして、親子で楽しみながら経験したいですね。旅行先で昆虫を観察して図鑑で調べたり、科学博物館へ行ったり、天体望遠鏡を体験するのもいいでしょう。

低学年から中学年のうちにこうした実験や観察を楽しみ、その体験が蓄積されて、実際に公式や理科の項目と重なった時に、本当にその意味を理解して、頭の中に入れることができます。そうすれば、実験などに関わる応用的な問題に対する対応能力もあがるはずです。