ダメなものまで褒めないこと

褒める事によって「子供のやる気を引き出す」のは定番です。
褒めて育てろ、という話は広く親御さんの間に浸透しているようですが、中には「悪い所でも褒める」といった、多少の勘違いをしている親御さんもいるようです。

ダメな所から、「良い所」を探して褒めるのはいいのですが、ダメなものを目をつぶって「それもよし」と褒めるのは違います。
例えば、学校の宿題をやらなかったら、それはどうやっても「ダメ」です。学校の宿題はきちんとやるべき事であって、それをしなかったり、「今日は宿題はなかった」などと嘘をついて、実際にはあった、という事がわかった場合には、これはきちんと叱る必要があるでしょう。

感情的に怒る必要はありませんが、子供が間違った事をしたり、嘘をついたりして勉強を怠けようという場面があったら、その場を逃さずにきちんと「ダメな理由」を説明しましょう。
この説明もダラダラするのではなく、また、理由の理由を述べる必要はありません。ダメなものにへりくつをつけてくる子供もけっこういますが、「それはイケナイ事だから」と、へりくつに対しては断言して終わらせていいのです。

ダメな事はきちんと子供に伝え、納得させましょう。
もし納得しない場合にも、ダメなものはダメだという事で押し切っていいと思います。

大事なのは、他人の前で見せしめのように叱ったり、他の人と比べて「だからダメなのよ」と感情的に怒ったり、子供の言い分を全く聞かずに一方的に長々とダメな理由のみならず過去の失敗まで持ち出して説教をする、といった「叱り方」です。
こうした叱り方では、それこそ「やる気」がなくなってしまいます。

ポイントをしぼって簡潔に叱りましょう。
そして、絶対に許せない事やイケナイ事をしっかりと叱った上で、褒めてあげたい部分はたくさん見つけて、小さい事でも褒めてあげるようにすればいいのです。