1日単位ではなく1週間単位で計画する学習方法

小学生の場合、繰り返し練習する計算や漢字、音読などから家庭学習を身につけていく事が大切です。
ですから、大抵は「学校からかえってきて遊びに行く前に宿題と家庭学習をやること」「5時には遊びから帰宅して、それから夕飯までの間にやる」など、1日を単位にしてそれを実行させるのが一般的です。例外なく、毎日がんばらせるというのは、子供にとっても大事な経験になります。

しかし、実際には習い事や学校行事などの関係もあって、「火曜日は家庭学習をやる時間がない」「木曜日は宿題だけで手一杯」などという事もあるでしょう。
また、「水曜日は遊びの日」といっそわりきってしまい、その日は宿題以外は何もしないでいい、という決まりを作るのもひとつの方法です。

こうした場合には、1週間で「やるべき家庭学習の目標」を決めましょう。
例えば、理科と社会はドリルを3ページずつ、計算ドリルは5ページ分、漢字練習は10文字、など決めて、それを1週間できちんとこなせればよしとします。そのスケジュールは低学年ならば親が決めればいいし、年齢があがるにつれて、親がアドバイスしながら、本人が考えて「木曜日に友だちに誘われているから、水曜日に理科と社会を終わらせよう」と計画をたてさせます。

自分で学習の目標をたてる、その目標を達成するための計画をたてる、そして実行する、といった体験はその後の勉強にもおおいに役立ちます。勉強ができる子というのは、こうした「学習計画をたてて管理し実行する」のが得意な子が多いものです。

毎日一定の時間を確保するのが難しい場合や、子供の性格や能力をみながら、こうした学習方法も視野に入れて考えていく事が大切です。

作文の学習方法

最近は作文の能力が、受験でも大きく問われるようになってきました。また受験をしなくても、中学校に入ってから高校受験にむけて、作文の力を要求されることがよくあります。

作文の練習方法は、「文章を書く機会を増やす」ことがまず大切です。
親子で交換日記をしたり、手紙を書いたりして、とにかく毎日、楽しみながら文章を書く時間を与えるようにしましょう。

しかし、これだけだと、文章を書く力はついてきても、いろいろなテーマにあわせて文章を書けるという力がつきません。

そこで、例えば、子供の好きな事を「文章にして説明させる」ことをしてみましょう。
子供が好きなテレビゲームのソフトについて「そのやり方を説明文にして、ママにわかるようにして」と伝えます。
ゲームのやり方は子供は熟知しているでしょうが、それを、まったくわかっていない相手に「わかりやすいように説明する」文章を作る体験をさせるわけです。女の子なら、一緒に料理をして、そのレシピを書かせる、工作をして作り方を文章にして帰宅したお父さんに見せて説明する、などもいいかもしれません。

読書感想文も、最初のうちは簡単な本の紹介と短い感想で充分です。高学年になるに連れて、例えば戦争がテーマの本などを選ばせて、「この本を書いた人がもっとも訴えたかったこと」「一番自分で衝撃をうけたこと」「最後にどう思ったか」と3つぐらいの小さいテーマを与えて、それにあわせるように感想文を書かせる練習をしてみましょう。

はじめのうちは、とにかく文を書き、その文を相手が読んで中身が伝わる、といった事からスタートして、最終的にはテーマにそって起承転結をまとめて作文を作る事ができるよう導いていきたいですね。

インターネット上の学習塾

インターネットを利用した学習塾が増えてきました。
通常の塾がオプションでやっているパターンもありますが、家がインターネットができる環境でさえあれば、会員になってさまざまなドリルをネット上で使えるサイトもあります。

こうしたネット上の学習ソフト・学習塾を家庭学習に利用するのもいい方法です。これならば、習い事や他の予定にあわせていつでも利用できますし、だいたい普通の塾よりもかなり安い料金設定なのもありがたいですね。
最近はオンラインで他のお子さんとドリルのスピードを競争したり、スカイプなどを利用して先生に質問をすることができるところもあります。

こうしてさまざまに工夫されているネット上の学習システムですが、難点としては、やはりお子さんひとりでは「なかなか続けられない」「ネットにつなげる危険性」のふたつがあります。
最初のうちは物珍しく頑張っていても、子供は飽きてしまうのも早いものです。
やはり親が見守りながら、励ましたり、オンライン上での達成システムなどを利用して、モチベーションをあげていくことも大事です。また、ゲーム感覚でできるソフトもありますから、そうしたものを適度に利用してみるのもいいかもしれません。

ネット上の危険については、特に他のお子さんとのコミュニケーションがとれるシステムやメールなどを利用する場面では、必ず親がチェックし、ネットの使い方やマナーなども同時に教えていく事が大切です。

今のお子さんたちは必ずインターネット環境の中で社会生活を営む事になります。それだけに、勉強のシステムとして使うと同時に、「インターネットをどう使うべきか」「注意すべきこと」などを親子でよく話し合うきっかけにして欲しいとも思います。