家庭学習で成績は伸びるのか

成績が上がるかどうかは、まず、お子さんが現在どのレベルにいるのかによって変わります。
もし、クラスで真ん中より下のレベルにいるのなら、家庭で少し気をつけて勉強を見てあげて、毎日継続して学習すれば、トップクラスにはなれなくても、まず一定の成績アップは期待できるでしょう。

問題は「まったく勉強ができない」あるいは逆に「トップクラスにいる」お子さんたちです。

まったく勉強ができない、極端に成績が悪いお子さんの場合には、必ず学習そのもの以外にも原因がある事が多いのです。学校生活自体がうまくいってない場合や、家庭での問題、集中力の極度な不足などのトラブル、担任の先生との関係などです。こういったお子さんの生活面でのトラブルや不安を解消しないと、成績以前の問題になります。

トップクラスのお子さんたちは、現在でもすでに多くの時間をさいて学習をしている事でしょう。またこのレベルのお子さんたちになると、テストの1問の失敗が大きく影響したりもするので、今以上に努力してもなかなか結果にあらわれないということもあります。特に高学年になり、塾などに通い出すと、周囲は「できる子」ばかりが集まり、少しばかり人より多く学習したからといって目に見えて成績が上がるという事が少なくなります。

家庭学習は、お子さんそれぞれの学習レベル、性格、現在の環境(学校・塾など)をあわせて考慮した上で計画をたてましょう。
成績がとても悪い場合には、簡単なドリルの反復練習や、まずは1日30分でも勉強する習慣をつけることが大事です。
一定のレベルのお子さんならば、「密度の濃い」家庭学習ができるよう、親が見守る必要があります。塾に通っているのならば、塾の先生と相談して、家庭で何をするべきか充分に考えるべきです。弱点がはっきりとしているのなら、家庭でその弱点を埋めるようにきちんと目的にあった教材や学習方法を導く必要があります。

結論から言えば、家庭学習で成績は伸びます。
しかし、お子さんの状況にあわせて適切な内容を選ばないと、無駄な時間を過ごすことになりやすいのが家庭学習の難しさでもあるのです。