書く力・言葉の力も必要になる

国語というと、読解力や漢字などの用語系の問題ばかりが頭に浮かびますが、実は「書く力」も必要です。
最近、公立の中高一貫校がよく話題にのぼりますが、中高一貫校の試験では「作文」の課題の比重が大きいところが多いようです。
作文は、書くテクニックがあるのは事実です。
これは先生に指導してもらえれば、身に付くかもしれません。
しかし、テクニックだけで「書けるか」といえば、これもまた微妙なところです。

書く力も、つきつめれば「読む力」につながっていきます。
ですからやはり、基本はまず文章をきちんと読めるか、という事にはなります。

と同時に、特に低学年のうちに注意したいのは、まずひらがな、カタカナがきちんと書けるという事です。当たり前の事のように思われるかもしれませんが、カタカナでつまずく子や、書き順が間違っている子は高学年になってもいます。
そして、「きちんと丁寧に書く」という作業がとても重要です。
試験の名前の欄に、殴り書きのように名前を乱暴に書く子は、まずいい点数がとれません。
国語に限らず、テストで答えを書く時に、雑な書き方をする子はケアレスミスが多いものです。

汚い字がダメだというよりも、「雑な字」の書き方がよくないという事です。

ですから、文字を習いはじめた当初から、「ちゃんと丁寧に読みやすいように書こうね」と常に注意を向けさせましょう。
そして、作文を書くようになったら、テンやマルをちゃんと使う、すなわち文法をきちんと使えるようになる事も大事ですが、「自分の思ってる事を整理して、それから文章にできる」ように学ばせましょう。

これは、書くだけでなく、例えば、親子での会話などでも力をつける事ができるものです。国語では語彙を増やす事も必要ですが、親子の会話によってこうした言葉の力をつけることは可能です。
テレビを見ていても「むなしい」という言葉に対して、「むなしいってどういうこと?」とお子さんと話してみましょう。
あるいは本を読んだ感想を親子で語り合う中で、新しい言葉については「お母さんもよくわからないから辞書ひいてみよっか」などと促してあげるのもいいものです。
さらに会話の中で、子供が何を言おうとしているのか、順序だてて、相手に伝わるよう「話してごらん」と辛抱強く待ってあげることも大事です。

書く力、言葉の力、読む力。
国語の力は、普段の生活の中でこそ、もっとも身に付きやすいものなのです。